ギフテッドは感性が豊か(ネネ、日記を書く)
2019年 07月 07日
題「今日は雨の日」
今日は朝から雨だった。
庭にさいているアジサイはうれしそうだったが、
アサガオは雨でしょんぼりしていた。
「きっとお日さまが見たいのだろう」と私は思った。
だが雨はそうかんたんにはやまなかった。
学校に行く時も雨で、学校についた時も雨だった。
中休みの時も雨。
昼ごろにはやんだりふったりだ。
学校から帰る時には、ぶじやんでいたが、
空はくもり空でお日さまは見えなかった。
でも、雲の上には太陽がてっている。
私はそう感じた。
こちら、今週のネネの木曜日記です。5分ほどでササっと書いたそうです。
やるじゃん!(*゚▽゚*)
先週の「かい〜」とは随分テイスト違うじゃないか!
木曜日記って?という方はこちら
完っ全に親バカ目線ですが、私はネネのこの日記に豊かな感性を感じるのです。
私は、ネネが小2の後半、毎週末宿題に出る日記を書くのに、色々アドバイスをして、ミニ「作文教室」的な事をしていましたが、実際にはテクニカルな事はほとんど教えていません。
型通りの整った文章を書くのはまだ先で良いと思ったし、大人受けを狙ったような文章になって欲しくはないからです。
とにかく、ネネ感性を大切にし、表面的でない、ネネ自身の内面性が出て来るような文章を書けるようにという手助け程度の作文教室でした。
なので、ネネはこの文章を感じるまま、思うままに、下書きもなくササっと書き上げただけで、まさにネネの感性の赴くままの表現なのですが、それにしては、随分と技巧的でもあると思いました。
まずは、最初から最後まで、淀みなく文章が流れていくのに驚きました。
ネネは擬人法という言葉さえ知らないと思いますが、庭のアジサイやアサガオの様子を擬人法で生き生きと描写しています。
雨の描写を繰り返して行く中でも、決して単調にならず、効果的に体言止めを用いていたり。
全て過去形で書いている中で、「でも、空の上には太陽がてっている」という一文のみ現在形で言い切っており、それによりこの一文が浮かび上がって印象的です。
なんか、明るさと力強さを感じる。
ネネが、どんよりとした曇り空を眺めても、空の上には太陽がてっている、と言い切った事が、なんか彼女の人生観も映し出している様に感じたのです。
ネネの前向きさと芯の強さとを表している様で、私はグッと来てしまいました。
更に、終わり方を「でも、雲の上には太陽がてっていると私は感じた」とするのではなく、あえて二文に分け、最後の文を「私はそう感じた」と締め括った事で、より「でも、雲の上には太陽がてっている」という一文が強調され、余韻を残した終わり方になっていると思います。
こんな風に意外とテクニック満載なのに、それを無意識にサラッと書き上げたという訳ですから…。
や、やり手か…(´⊙ω⊙`)
結構、ビックリこきました。
何言ってんの、全然大した事ないじゃん、大げさ〜と思われる方もいるかもしれませんが、私は「なんて素敵な日記なんだろう!」とプルプルしてしまいました(笑)
「ネネ!ママ、感動した。感動したよお〜〜〜!!!」
と大騒ぎし、何度も何度も朗読した私でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
「え?そんなに良かった?私、もしかして日記書くの得意になってきたかな?」と気を良くしていたネネです。
ネネは、こういった風景や情景の描写など、上手だなあと思います。
これは、ギフテッドの特徴と言われる感性の豊かさや知覚性OEによるものかなと思います。ネネは普段から、日常のちょっとした光景にも、キラリと輝く美しさを見つけ出すのが得意です。
この季節、色とりどりのアジサイの花だとか、その葉の上の水滴がこぼれ落ちる様子だとか、曇り空の夕焼けの複雑な色模様だとかに、毎日感嘆の声を上げ、じいっとその様子に見入っているネネです。
今までは、ネネの内面で留まっていた物が、こうして少しずつ文章で表現出来る様になり、とても嬉しい母なのです。
このまま、木曜日記、続けてもらえたらと思いまーす(*^▽^*)
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by nenetoki75
| 2019-07-07 09:10
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